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いらないもの |
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人間の治癒力は凄い。
20年以上その恩恵にあやかりながら生きてきた
自然治癒力に期待していた虫歯だが、
再石灰化のガムを噛んでみても
それ以上の早さで侵略されるので、どうにもならなくなって
ついに歯医者に行くことにした。
ただの歯の治療に行っただけなのにこんな思いで帰るとは思わなかった。
『親知らず』なんて言葉を聞くまで。
今までのわたしの人生で一度も親知らずを抜いたことはありません。
つまり4本とも健在なわけです。
誰から聞いた話でも共通して痛々しいという
あの無意味に生えてくる歯が。ついに自分の身にも・・・
「親知らずありますが抜きますぅ??」
とても可愛らしい助手の女の子が聞いてきた。
とてもかわいい女の子だが、話す内容はかなりシビアだ。
一応、聞いてみた…
そもそも親知らずだって無駄に生えてくるわけではあるまい。
「抜かなくていい」と言ってくれ。「このままでいい」と。
SAY、NO。
世の中には無駄なものなんてないんだ。
ワキ毛だって歩行の時の腕の振りをスムーズにしているんだ。
親知らずだって必要だろう。。。
「そうですね。抜いたほうがいいです」
グハァッ!!
・・・やっぱり。いらないものだったんだ。指毛だ。
いらなきゃ初めから生えてこなければいいのに。。。
「・・・じゃ抜いてください」
この日、初めて大人になりました。
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